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「ほしいものに手を伸ばせない」長男長女気質

 

長男・長女タイプは下に兄弟が生まれると
自分の欲求を我慢することを余儀なくされ
我慢できると褒められたりすることから

あんまり何かを欲しがらない
何が欲しいのかよくわからない
このようなタイプになりがちです。

さて長女であるわたしは先日
久しぶりに夢を見ました。

わたしは夢をほとんど見ない体質というのか
憶えていないだけなのかもしれませんが
夢を見たのはものすごく久し振りな気がするのですが

その夢でいろんな気づきがあって
忘れていた子供のころのことを思い出しました。

それはわたしが小学1年生頃の夏休みで
親戚一同が父の郷里に集まっていました。

父の郷里には美しい海岸があって
初日はその海で一日遊んで本当に楽しかったのでした。

そしてその翌日。

今度は渓谷のようなところに
みんなでドライブにいくことになっていました。

でもわたしはその日もまた海に行きたかった。
山に行きたくなんてなかったのです。

その日わたしは「海がいい」「海に行きたい」
とわがままを言いました。

最初のうち
親戚のおじさんやおばさんや年上のいとこのお姉さんは
笑って聞いてくれていたので
わたしは調子に乗って駄々をこねました。

すると母がわたしを2階に連れてゆき
ひどく叱ったのです。
手を何度もたたかれて
どんなに泣いても母の怒りは収まりませんでした。

その時の母の怖い顔を憶えています。
思い返してみれば
わたしは普段そんな風にわがままを言うことはあまりありませんでした。

けれども親戚の人たちの前では
母はいつもより優しくて
いつも叱られるような場面でも笑っていてくれたので
わたしはそれが嬉しくて
ここでならわがままを言っても聞いてもらえるかもしれない
そんな気持ちが働いたのだと思います。

ということはその頃日常的に
わがままを言えない雰囲気というものがあった
ということを意味しています。

母が特別厳しかったかというと
そうでもなかったと思いますし
そのしつけのお蔭で良かったことの方が人生においては多いのですが

でもそのことがわたしの中で

「欲しいものに手を伸ばす」ことや
「やりたいことをする」ことが「痛み」と結びつき

「欲しいものを欲しいと言わない方が良い」
「やりたいことをやりたいと表現しない方が良い」
という信念の形成に繋がって

さらに「大人しくしていたら褒められる」という
ダメ押しの体験が繰り返されることにより

いつの間にか何も欲しがらない子になっていったのだと思います。

思い起こせば
大きくなったら何になりたい?
と聞かれてもなんと答えていいのかまるで浮かんできませんでしたし

それらを解除することに取り組んで
いまでこそ自分のやりたいことをどんどんできるようになったのですが

それでも今でも

何が食べたい?
何がほしい?

などと聞かれるのがひどく苦手です。

勝手に決めちゃってくれた方が
ずっと楽なのになぁと感じてしまうのです。

また「欲しがらないことが愛されること」という信念がエスカレートして
たとえばバーゲン会場などで同じものを手にしたら
慌てて手を離してしまう

中学時代憧れていた男の子のことを
友達も好きなんだと聞いた瞬間失恋したかのように落ち込む
その男の子に告白されたらなんと断ってしまう
みたいな意味不明の行動も
すべてつじつまが合うのでした。

信念というものはこのように
潜在意識の底に沈み込んで自覚ができなくなっている
たいていはナンセンスな思い込みのことで

それが秒速でわたしたちの決断や言動に入り込んで
わたしたちを支配しているのです。

まずはこのように

「わたしはこんな風に信じ込んでいたんだなぁ」と

顕在化することでそのパワーは半減します。

そののちに信念を完全に解除するには
ステップバイステップで取り組む必要があります。

長い年月をかけて岩に穴をあけてしまう水滴のように
日々の繰り返しによって身に付いてしまった信念は
一瞬で解除することはできません。

わたしがどのようなステップで
信念を解除していったのか
順番に書いてみますね。

 

 

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